Diary


10/7

 朝の10時過ぎに成田到着。暑い。空港でコートをスーツケースにしまった。成田エクスプレスで新宿に出て、ホテルに荷物を預けて、昼食はもちろん寿司!

 それで、次に向かったのがタワーレコードだったというのが、恥ずかしいというか何というか・・・


 オクタヴィア・レコードのものを2点購入。マーツァルさん指揮チェコ・フィルでスーク「おとぎ話」とドヴォルザークの「チェコ組曲」が入った1枚と、飯森範親さん指揮東京交響楽団で「新世界より」と序曲「ローマの謝肉祭」が入った1枚。

 夜、後輩の指揮者の大切な本番を聴きに行く。なぜか彼の大切な本番の時に私の予定が空いていることが多い。


 今日聴いたコンサート@東京芸術劇場 大ホール

 武蔵野合唱団第41回定期演奏会
  〜山田和樹在京オーケストラデビュー公演〜

 指揮:山田和樹
 日本フィルハーモニー管弦楽団

  ヤナーチェク:グラゴル・ミサ

   ソプラノ:大隈智佳子
   アルト:渡辺 子
   テノール:志田雄啓
   バリトン:青戸知
   オルガン:和田純子

  ショスタコーヴィチ:オラトリオ「森の歌」 作品81

   テノール:志田雄啓
   バス:岸本力
   新座少年少女合唱団


 どちらの曲も恥ずかしながらほぼ知らないと言ってよい曲でした。ヤナーチェクは聴くのに多少忍耐を要したが、ショスタコーヴィチは楽しかったのでスコアを買ってチェコに戻ろうと思いました。

 今日はアマチュア合唱団の定期演奏会であるにもかかわらず、指揮者の山田さんの活躍を全面に押し出す形がとられているところに、彼に対する合唱団の愛情と信頼と期待を感じた。彼のほうも内心緊張していただろうが、少なくとも客席にはそんな気配すら感じさせず、軽々と爽やかに振った。ショスタコーヴィチは暗譜。

 後輩はわざわざチケットを用意してくれたので、御礼をと終演後楽屋に表敬訪問したが、彼の周りは人だかりで、なかなか話ができないほどだった。

 ところで、全くの思いつきなんですが、この「森の歌」は、佐藤 眞さんのカンタータ「土の歌」に何がしかの影響を与えているんでしょうか。どちらも七楽章形式で、終曲が「讃歌」「讃頌」なのですが。気になって少し調べたら黛 敏郎さんが昔「題名のない音楽会」で、「土の歌」は「森の歌」の焼き直しだ、と仰っていたようです。

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