
明日 (25日) に予定されておりました日本バレエ協会公演「第22回JBAヤング・バレエ・フェスティバル」は、地震の影響により中止となっております。既にこのホームページの「Future」の欄、それから最近始めたTwitter (アカウント @TakeshiOoi) で告知させていただきましたが、この「Diary」での発表をしていませんでした。申し訳ありませんでした。
例の地震から約2週間が経ちました。被災地は言わずもがな、ここ東京でも人々は不安をさまざまな抱えて過ごしています。こんな時こそ音楽を人々に、と思うのですが、演奏会も中止が相次いでいます。計画停電の影響も大きく、今の形での停電がこの夏・冬と続けられることになれば、そして都心でも停電が実施されるようになれば、首都圏ではその時期公演を打つことが難しくなります。その時この地では一体どれだけの音楽家が、職業として音楽を続けることを諦めなければいけないのでしょうか・・・ 何か手が打たれることを願うのみです。
私は音楽を生業としていますので、被災地の同業者 (広い意味での) のこともとても気になります。例えばピアノ教師や合唱団の指導者をしてらっしゃる方。おそらくその地に留まることと、自分の職業を信念を持って続けられることの狭間で悩まれるのではないでしょうか。そして仙台フィルのこと。団員は幸いに全員無事なのだそうですが、活動エリアのほぼ全ての演奏会場が使用できない状況だそうなので、存続のためには活動資金の援助が必要です。
その仙台フィルですが、早くも26日14時から仙台市宮城野区内の見瑞寺内で「復興コンサート『鎮魂、そして希望』」を開催するようです (入場無料、先着50名) 。力強く前に進む姿、本当に素晴らしいと感じています。
色々と考えつつも、未だ被災地のために何もできないでいる自分に落胆し、鬱々と過ごしがちな毎日ですが、正常な音楽活動ができるようになる日に備えるべく、自分を律したいと思います。
次に私が出演する演奏会は5月4日、山形での予定です。山形テルサにて「Pro Wind 023」という、山形出身のプロの音楽家が集まって立ち上げた吹奏楽団の第1回公演を指揮します。リードの「アルメニアン・ダンス」全曲をメインに、これでもかと名曲を集めた「特盛」な演奏会です。先日念には念を押して山形への飛行機の便をおさえてもらったのですが、東北自動車道が今日から開通、東北新幹線も4月中にはというニュースが耳に入るようになり、少々安心しています。
8日には若いアマチュアのオーケストラ「プロースト交響楽団」の演奏会が大田区のアプリコで。東京のアマチュアオケも今、練習所の確保やその他の事情により演奏会の開催が物理的にも精神的にも楽ではありませんが、彼らは演奏会を行う予定です。私は彼らの考えを強く支持します。
14日は名古屋で南山大学管弦楽団との演奏会、これから何回か名古屋通いです。一度練習に伺いましたが真摯なみなさんです。
そして22日はいよいよニューフィル千葉の定期演奏会を習志野文化ホールで。このホールも地震の被害を受けていますがこの時までには復旧すると伺っております。高木綾子さんを迎えてイベールのフルート協奏曲、それからニューフィル千葉楽団員の松居洋輔さん (トランペット) 、姫野徹さん (コールアングレ) のソロでコープランドの「静かな都市」、メインはショスタコーヴィチの交響曲第9番。チケットはニューフィル千葉の事務局 (043-222-4231) またはチケットぴあ (http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1104676) で既に発売中です。
ホールの損傷により活動休止を余儀なくされている那須フィルハーモニー管弦楽団も5月より活動再開です。
ぜひ、「美しき5月に」 (ハインリヒ・ハイネ) 、皆さんにお目にかかれますように。