今日聴いたコンサート@福井県立音楽堂
ハーモニーホールふくい 大ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
指揮:ズデニェク・マーツァル
チェロ:堤 剛
ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39 第2曲「ポルカ」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
ムソルグスキー (orch. ラヴェル):組曲「展覧会の絵」
アンコール/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 作品72 第7番 ハ長調
今日からチェコ・フィルが日本ツアーを行うので、まずは最初の公演地、福井に聴きに行きました。様々なご配慮をいただいた関係者の方々には感謝です。
チェロの堤さんを初めて聴きました。その感動はうまく言い表すことが出来ませんが、「人間力」とでも言うべき包容力と感情の発露に大きな魅力を感じました。私が何度もご一緒している長崎交響楽団が堤さんをお招きしてドヴォルザークの協奏曲を演奏したことがあるのですが (残念なことにその時の指揮は私ではありませんでした) 、団員の方々が数年経った今でも時折その時のことを私に興奮気味に話してくれるのも、頷けることであるなあと納得しました。
後半のラヴェルは、華麗な、というよりは味わい系な演奏でした。マエストロは大変にご機嫌な様子に見え、アンコールは興奮を喚起する演奏でしたが、それでもオーケストラのまろやかなサウンドは決してシャープになってしまうことがないところがやはり持ち味なのだなあと感じました。
私が座った席の隣の隣に、昨年私が福井交響楽団を指揮した時にお世話になった紳士とそのご令嬢がいらっしゃいました。ご令嬢にはかつて彼女が大学生だった時に入っていたオーケストラで指導をしたことがあります。偶然の再会を喜び、お二人は私を終演後にホテルまで送ってくださっただけではなく、夕食までも共にしていただき、というか御馳走になってしまい・・・申し訳ありませんでした・・・ でもご丁寧なおもてなしと楽しいひとときに感激です! 彼は私たちが演奏した伊福部昭氏の「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ」の記録用DVDを、本番後しばらく毎日ご覧になっていたとか! (今でも週に一度くらいはご覧になっているとか・・・)