Diary


12/15

 朝は、昨日発生した問題解決のため、大家さん夫人の助けをお借りして市内の、私の部屋からはかなり離れたところまでトラムで出かけました。がしかし、訪れたかった場所は残念ながら閉まっていて、成果なく戻ってくるはめに・・・大家さん夫人にもご迷惑をかけてしまいました・・・ がしかし、道中伺った、共産主義時代はなかなかバナナが買えなかった話とか、ビロード革命の時にヴァーツラフ広場に行ってみんなで鍵を鳴らした話とかはなかなか貴重でした。革命からまだ18年なのに、本当に街の様子や買い物事情など、全てが激変しているのですね。トラムに乗りながら、「あれは民主化されてから直した建物、あれは共産主義時代のまま」など説明していただくとリアルに感じます。


 体調も、喉が相変わらずなほかはほぼ復調し、少しづつ部屋での勉強のペースもつかみ始めてきました。


 今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
                   (FEチクルス第3回 / 第2日)

 指揮:イルジー・ビェロフラーヴェク
 ピアノ:ヤロスラヴァ・ピェホチョヴァー

 「ボフスラフ・マルティヌーの日」

  ドヴォルザーク:組曲 イ長調 作品98b
  マルティヌー:ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ
                               H 269
  マルティヌー:交響曲第5番 H 310


 昨日に比べて一体何かあったのかと思うくらい全体にさらに熱の入った演奏になったと感じたのは私の錯覚でしょうか。思ったほどには聴衆は熱狂しておらず (熱のある拍手ではありましたが) 、楽員の方々も特にビェロフラーヴェク氏を讃えることもなく (3〜4人の方がぽつぽつと手や弓で譜面台を叩くくらい) 。

 個人的には、心の中に響きが残り続ける、印象の強い演奏会だったのですが。

 帰りに昨夜と同じ電光掲示板を見たら、マイナス3度。

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