昨日の演奏会の帰りに古書店を発見、しかもショーウインドウにリヒャルト・シュトラウス版の「イドメネオ」の初版というのが展示されていたので、また散財したらやばいなーと思いつつもやっぱり朝一で足が向かってしまいました。先日のロンドンほどではありませんでしたが、レアな曲の楽譜や、どう見ても19世紀のものと思われる貴重な (そしてボロボロの) 楽譜が多数ありました。なんとか衝動を抑えて、ドヴォルザークの未所持だった室内楽作品のスコアを中心に数冊で我慢しました。
そのあとは、アルベルティヌムという、ゴッホやモネの作品を収蔵している美術館に行ったのですが、残念ながら改築中のようでクローズでした。そこで再度ツヴィンガー宮殿に行って陶磁器博物館 (日本のものもありました) などを見ているうちにお昼に。お昼を食べながら、宮殿の美術館や博物館の圧倒的なコレクションを思い返しながら、蒐集するとは一体何なのかと考えていたら、何を勘違いしたのか「よし、CD買おう」という結論に達し、聖十字架教会に寄って数枚の、市場ではほとんど流通していないCDを購入、午後の電車でプラハに戻りました。荷物が、腕がもぎれそうなくらい重くなっていました。
プラハに着いて、地下鉄の切符売場で「15日間有効の切符をください」と言ったら、すごく面倒くさそうに「ネマーム! (持ってないよ!) 」と返されて、いきなり従業員のプラハ・クオリティを思い知らされました。