Diary


12/19 ~ 12/23


12/19

 帰国の準備とチェコ語のレッスン。「日本ではお仕事で・・・」と話すと先生は「一体いつ休むのか」と仰る。プラハにいる時には存分に休んでいるので・・・


12/20


 今日のプラハは風も強くて寒い。大荷物を引きずって空港へ。今月プラハに戻った時と同じ、アエロフロートでモスクワ経由というルートだが、空港で知ったのは前回と違って乗り継ぎにはターミナル間移動が必要ということ。ちなみに乗り継ぎ時間は65分で、空港のアエロフロート社員には <Good luck!> といって送り出された。

 機内誌にはモスクワの空港での乗り継ぎ方法が書いてあり、それによると「ガイドがトランスファー・デスクに連れていきます」と書いてある。心配だったのでキャビン・アテンダントに訊くと「降りたらトランスファー・デスクを探して行くのよ」と言う。「でもここにはガイドが、って書いてあるけど」と返すとあちら様は <Maybe~♪ I stay here~♪> 〜そして私を無視して機内放送を始めた。ま、そんなもんだとは思ってましたが。

 飛行機からバスでターミナル1に到着。ガイドらしき人も見当たらないので、 <Transit> と書かれた方向の階段を上り始めると何やら下から <Transit to terminal 2~> との呼び声が。あぶないところでした。

 その後、他の人たち(ただし成田行きは私だけ)と何ともじれったいのんびりさでバス移動、最後のセキュリティを通過したのは飛行機の出る20分前をきっていた。その時、空港職員がやってきて <Tokio! Tokio!> と叫ぶので、私のことかと思い <Yes!> と手を挙げた。 <You? Tokio! Gate number 9!!> と指示され、そのまままた放置かと思いきや <Follow me!> と言われて職員のあとを追って人ごみの中を走る羽目に。そして搭乗口に着いたら搭乗時間の遅れでまだまだ搭乗も始まっていませんでした、とさ。


12/21

 30分ほどの遅れで成田到着。私は飛行機に間に合ったがスーツケースは間に合わなかったとのことで手続き。

 知人が多く出演するアマチュアのオーケストラの演奏会には、そんなわけで開演に間に合わず。後半のウォルトンとアンコールのみを聴きました。見通しのよい充実した演奏で、指揮者の田部井さんとの相性もとても良さそうでした。


今日聴いたコンサート@すみだトリフォニーホール 大ホール

ル スコアール管弦楽団 第25回演奏会

指揮:田部井 剛

 アーノルド:「ピータールー」序曲 作品97
 ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」
 ウォルトン:交響曲第1番 変ロ短調
 アンコール/エルガー:行進曲「威風堂々」 作品39 第1番 ニ長調


12/22

 午後、渋谷にてオペラ合唱指揮者の大御所にお忙しい中お時間を割いていただいて色々とレクチャーをしていただく。氏にしてみればくだらないような質問もたくさんしてしまったと思うが、ご親切に教えていただき、初めてなるほどと納得できたことも多かった。大感謝。氏と別れてそのままNHKに行き、打ち合わせ。

 夜は一橋大学管弦楽団のOBたちでやっている「くにたち室内管弦楽団」の忘年会兼選曲会議。お店の人に注意されるくらいの賑やかさ、いやうるささ。「おーいちゃん、オレさー、この曲やだ」と話しかけてくる人たちがいるのも今ではここくらいか。どうにも憎めない人たちである。

 スーツケースは無事届きました。


12/23

 NHKニューイヤーオペラコンサートの合唱リハーサル。リハーサルの前にはフランス語の発音指導の先生に時間を割いていただいてレクチャーを受ける。私は現在、オーケストラの指揮以外の仕事が出来ていないので、久々の合唱指揮のお仕事は頼りないものではあるが、自分の身の回りには昨日の大御所氏や今日の発音指導の先生のような、日本で有数のオペラ・エキスパートの方々がいて何かと心強い。経験豊かな合唱団員やマネージャーの方々にも助けられること多し。もう何年も仕事場でご一緒している何人かの合唱団員の方々との「1年ぶりー」(いや、2年ぶり・・・)、「ウィーンだっけー」 (いや、プラハです・・・) といった会話もいとおかし。

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