今日は朝一番でエアコンの設置工事とテレビの配達がありました。テレビは今まで何と1991年製のものを使っていました。今回37インチの液晶を買いましたが「とてもおおきくて、すごくきれいで、びっくりしました」。

　さて、堪能する間もなくオペラシティに出かけてラッヘンマン作品のリハーサルに参加しました。東京交響楽団、凄いです。あの複雑なスコア通りの音がちゃんと出ています。しかもラッヘンマンさんも指揮の飯森さんも、さらに上のクオリティを求めて止むところありません。今日のリハーサルは勉強になりました・・・

　休憩時間ラッヘンマンさんが、飯森さんが作曲者とよくコンタクトをとってくれて素晴らしいと仰ったあと、なかなかそうはいかない指揮者もいる、○○や△△（実際には実名で出ましたが、実在の世界的指揮者たちなので名前を伏せます！）なんて作曲家の言うことを聞こうとしない・・・という話になり、シュトックハウゼンのエピソードを話してくださったのが面白かったです。曰く、シュトックハウゼンの作品がベルリンで演奏された時、△△という指揮者はずっとシュトックハウゼンとの会話を拒んでいた。でもやっと本番の瞬間になってなんとかシュトックハウゼンは△△氏をつかまえることが出来て、こう言うことが出来た。

　　　　　「一つだけ言わせてくれ。テンポが倍違うんだ」

　さて、私の仕事は現場での諸調整に限定されてきているので、少しずつ今後の準備にもとりかかっています。今日もリハーサル後は秋〜冬のお仕事の楽譜の準備に明け暮れました。もうプラハから戻ってきてからも2ヶ月が経過。時は動いているなあ。

P.S. <Future>を更新しました。

BGM：プッチーニ：歌劇「トスカ」
　　　　エフゲーニ・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団ほか　　(1967年録音、Classical records)