Diary


6/3

 かなりギリギリのタイミングでの公式発表となり、事前にここに書く余裕がありませんでしたが、オペラ実験工房の「トスカ」福岡公演は、私が本番を指揮させていただきました (http://www.acros.or.jp/r_event/sponsor_detail.php?event_id=1214) 。


 ピンチヒッターとしての登場で、スケジュール的にも厳しい面がありましたが、「トスカ」は大好きなオペラですし、出演者にもスタッフにも長年の馴染みの方々が多く、楽しく終えることが出来ました。

 プッチーニの音楽でのドラマの作り方はやっぱり天才的。大きな構成は揺るぎないし、一方細部のニュアンスも徹底していて気が抜けるところが全くありません。それに加えて歌い手さんたちのテンポもかなり動きますし、ピアノ伴奏とはいえ振るのはそれほど楽ではありませんでした。経験豊かなピアノの服部容子さんと、音楽的な方向性をブレなく示された歌い手の皆さんに感謝です。

 残念だったのは打ち上げに小一時間しかいられなかったことです (しかもウーロン茶など飲みながらおにぎりなど慌てパクついて早々に退散するという・・・) ! でも次の群馬交響楽団のお仕事にすぐ気持ちを切り替えなくてはいけません。是指揮者之人生也。

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