ごぶさたしております。ここのところ寒暖の差が激しく、体調を崩しかけたりしましたが、なんとか寝込んだりせずに乗り切っています。毎冬必ず一度は発熱して寝込むのですが、今年はちょっとでも危ないと思ったらすぐに葛根湯のドリンクを2本飲むようにしているおかげで、大事には至らず済んでるんです。仕事をしている時は風邪薬だとボケーッとしてしまったりするのでダメなんですよ。ほんとありがとう葛根湯・・・
さて、先月末は山響のコンサートの次の日に足利ユースオーケストラの練習という日があったので、一般道でたらたらと移動するということをやってみました。米沢のあたりから福島県に抜け、気が向いたところでふらっとレストランに入って、またのんびりと・・・夜は栃木県の黒磯で温泉がある廉価な宿に泊まり、次の日は朝早く起きて温泉につかってから出発して宇都宮を抜け、午後から足利で練習をしました。練習後もまた一般道で東京の自宅まで帰ってきたので相当な時間を運転したことになりますが、買っただけで未聴だったCDもカーステレオで随分聴けたし、楽しかったです。
足利ユースオーケストラの子供たちは演奏会に向けてかなりエンジンがかかってきています。楽器の初心者もたくさんいますから、完成された演奏、というのは求められないものですが、子供のオーケストラならではの、演奏する心の強さとまっすぐさは、きっと聴いてくださる方の心に響くと思っています。
さて、3月上旬は本来仕事も少なく、旅行に行こうかなどと考えていたのですが、実際にはとんでもなく働いています。朝7時には家を出て、帰宅が23時を過ぎるような日が週に何日もあると、部屋は荒れ放題、テレビ番組を録画しているHDレコーダーの容量は足りなくなり、床屋にも行けず髪の毛はボサボサとひどいことになっています。しかし今携わっているお仕事の内容はどれもやりがいがあり充実していますよ。
今、最も多くの時間を割いているのはニューフィル千葉関係。10月に常任指揮者になってからずっと準備を進めてきたオーディション関係や新しい企画など、今後に向けての様々なことに取りかかっています。必ずや新しい風を吹かせていきますよ!
7日に初めて那須野が原ハーモニーホールに伺って、那須フィルの演奏会を聴いてきました。「カルメン」のビゼーが書いた部分 (レチタティーヴォはギローの作曲です) をほぼ全て演奏するというのは大変だったと思いますが、大勝さんの指揮のもと、素晴らしい演奏でした。ソリストに同級生が2人出演していたのも嬉しかったですね。
ホール自体の音響もとても良いし、建物のデザインなども気に入りました。オーケストラの成長はもちろん第一に、それに加えて他講座とのコラボレーションや地元との連携も深めていきたいと画策しています。
那須フィルの練習日は毎週水曜日。同じく水曜日の夜に練習している新日本交響楽団とは残念ながら今度の4月の演奏会を最後に共演が出来なくなってしまうわけですが、こちらの練習も次第に熱気をおびてきているように感じます。先日の練習ではチェコ・フィルのホルン奏者、ハヴリークさんも遊びに来てくださいました (数日後に演奏会だからと仰りつつ、結局ずっと一緒に吹いてくださりました!) 。
昨日は日本声楽家協会の研究科の試験でした。「ドン・ジョヴァンニ」「椿姫」「リゴレット」の抜粋、一般にも公開されていて試験というよりはコンサートでした (公式には「公開勉強会」という位置付け) 。14時開演で15分の休憩を一度はさんで終演は16時50分・・・しかもオペラの山場を何度も何度もやるという内容でしたので、ピアノ伴奏 (この分野では私が最も信頼しているピアニスト、山口佳代さんが細かいところまで神経の行き届いた素晴らしいピアノを弾いてくださいました!) とはいえど相当疲れました。本番に向けて金曜も土曜も全曲通しましたしね。生徒さんたちは初めて伺った1月の頃に比べるともの凄い伸び。オペラの本番につきもののアクシデントも昨日はほとんど何もなかったのも見事でした。
勉強熱心な生徒さんたちには打ち上げでも色々と聞かれて、何だか音楽の話ばかりしていたような気がします。酒量が増えるほどに音楽の話題も増えるとは (笑) 。競争が激しい声楽界ですが、これからも頑張っていって欲しいと思います。
さて、今週の私はやっと比較的ゆるやかなスケジュールです。仕事絡みも含めて色々な方々にお目にかかったり、新しい曲の譜読みに今のうちに取りかかったりしようと思ってます。4月から7月上旬まで、また大変そうなスケジュールになっていますからね・・・
あっ、あと本棚の整理だ。昨年の夏からずっとここに書いているような・・・誰か、うちにある楽譜を作曲家のアルファベット順に並べてくださいー!!