Diary


8/15

 今日は実家に帰って、自分の部屋の荷物の整理をしてきました。かなりの本・雑誌類と、ほとんど全てのそれ以外の細々とした品々、それにカラーボックスなどの棚類も全部処分することにしました。


 しかしながら、小学生の時の 、高校生の時の など、こんなものとっておいてどうすんじゃいというものまで残っていたのには自分のことではありますが驚いてしまいました。さらには、中学校の音楽室の倉庫を整理したときに引き取った、雑誌「音楽教育」の1972年頃のもの、SPレコード十数枚 (ワインガルトナー指揮の「運命」がありました) 、さらには大沼 哲の行進曲「立派な青年」のフル・セット (フル・スコアではなく!) なども。当時の私は、将来音楽図書館でも開くつもりだったのでしょうか。そうかもしれません。

 それから、山本直純のサイン入り色紙なんてのも出てきました。中学生の時、新日本フィルの演奏会に行って、一分間指揮者コーナーに挑んだ際の戦利品です。今となっては貴重な品ですね。これは捨てないでおきました。

 夜は、チェコにもアクセスポイントのある国内のプロバイダと契約しようと思ってネットをさまよったのですが、障害が多いです (AOL ですら、海外接続に関しては Mac ユーザーは不可、とか) 。チェコのプロバイダのところにもいって、とりあえずフリーのメール・アドレスを取得してみたのですが、日本語はどうも文字化けしてしまうようです。うまくいきません。ぐったりしてしまいました・・・

 おととい買った、ダウスゴー指揮のドヴォルザークを聴いてみました。最近流行りのベートーヴェン演奏のスタイルでドヴォルザークをやったらこんな風になるぜーみたいな演奏で、スタイリッシュかつエネルギッシュなドヴォルザークでした。ダイナミクスをかなりいじっていますが、楽器間のバランスが非常に良くとれていて、見通しの良い演奏に仕上がっています。たまに取り出して元気をもらいたい、買って損のなかったCDでした。

 BBC Music Magazine の付録CDも聴きましたが、中ではセーゲルスタム指揮のシベリウスの交響曲第6番が、私のイメージとはかなり違っていて面白かったです。通常晴朗さを狙うことの多い冒頭部分でも、かなり幅の広いヴィブラートがかけられていましたし、第4楽章がかなり遅いテンポで、ホルンなどを鳴らしまくる豪快な演奏です。3度のハーモニーで下降してくる部分で、「こんな音楽をどこかで聴いたことがあるぞ」と思ってしばらく考えたら、R.シュトラウスの「サロメ」の間奏音楽 (Zwischenspiel) の部分でした。シベリウスの演奏からシュトラウスを喚起されたことなど今までになかったのでびっくりしました。

 アバド指揮ベルリン・フィルの「田園」のDVDも観ました。

 仕事に追われていた時にはこんなに毎日色々聴く時間がなかったので楽しいです。

 明日はついにエアコン交換工事が行われます。つまり明日からはホテルを出て自分の部屋に戻るわけです。いよいよ荷造りを始めなくてはいけません。

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