7時過ぎのバスに乗って茅野駅まで。眠いだろうに3人ほどの学生が丁寧に見送ってくれました。お別れをして、バスに乗って10秒後、ポケットから携帯電話を取り出そうとすると、ポケットの中には携帯のほかに宿の鍵がっ!
昨夜のことといい、何でこう、ぼけっとしているのでしょうか? ちょっと落ち込みました。学生と連絡を取り、茅野駅から宅急便で送らせてもらいましたが・・・ 本当に学生たちには迷惑をかけました。ごめんなさい。
特急で新宿に戻って、おととい入った「Wired Cafe」でメールチェック。時間があったのでそれから新宿タワーレコードを覗きました。先日池袋WAVE にて15,000円ほどで買ったバーンスタインとウィーン・フィルのブラームスのDVDが、何とスペシャル・プライス10,000円台で売っていました。そりゃあ安過ぎるよ! ショックのあまり何も買わずにすぐ出てきました。
何だか損した気分になってしまいましたが、そこまでの値引きは予想していなかったのでしょうがなし。
移動の道中、先日、マニアの知人が送ってくださったイッセルシュテット指揮ベルリン・フィルのドヴォルザークの7番を聴きました。テンポがことさら遅いわけではないけれど響きが深くて、歌に満ちあふれた名演奏でした。ライヴ録音のせいか、アゴーギグが柔軟でそれがまたたまらないのですが、それなのにアンサンブル上の傷がそれほどないのも良いところです。私の好みに合っているということもありますが、これは素晴らしい演奏を教えてもらいました。知人には大感謝です。イッセルシュテットというと、ウィーン・フィルとのベートーヴェン交響曲全集のイメージが強いのですが、こうしたロマン派の曲も悪くないんですね。
羽田に出て飛行機で徳島へ。来月に行われる国民文化祭のオープニング・イベントで、徳島交響楽団ほかの皆さんが飯森範親さんの指揮で演奏する、神津善行さん作曲・瀬戸内寂聴さん作詞「しあわせは」の、下稽古を受け持っています。指導には東京交響楽団の団員さんが4人ほど、毎回加わってくださっており、かなり贅沢な環境の中での練習です。今日は、本番の会場の「アスティーとくしま」なるどでかい会場にやってきました。
午後は2時間ほど合奏練習。途中で加わるヴァイオリンの子供たちも今日は練習に参加してかわいかったです。ちょっと注意するとすぐに演奏が変わります。子供は吸収力がありますね。
夜は東京交響楽団員によるパート・レッスンで、私もヴァイオリン・パートのレッスンに参加しました。いくつかのフレーズの弾き方に的を絞り、奏法を整理して積み上げていくヴァイオリンの先生のレッスンは素晴らしくて私自身大変勉強になりました。
練習後はいつもは東響の方と飲みに行ったりするのですが、しなくてはいけないメールなどの事務作業がたまっていたので、残念ながら部屋でパソコンと向き合っていました。