いきなりですが、1985年に公開された「ペンギンズ・メモリー/幸福物語」という映画があります。サントリー缶ビールのCMキャラクターだったペンギンのアニメーション映画で、デルタ戦争に参戦して精神的な痛手を負ったマイクという主人公と、歌手を目指すジルというヒロイン (映画中の歌は全編松田聖子です) のラブ・ストーリー。実はこの映画、誰が何と言おうと My Favorite な映画なんです。そして誰がいくら笑おうと、マイクは私の理想とする男なのであります!!
ところがこの映画、DVD化されていないので入手が著しく困難なのです。VHS・LDではかつて発売されていたようなのですが・・・
もしかしたらと思い立って、ネットで検索をかけてみました。そしたら、まあなんと「ニコニコ動画」のサイトに映画全編がアップされているではないですか! 感激です!!
早速見てみました。サイト独特のコメントの書き込みが邪魔ですけれど、見れないことに比べたらどれだけ幸せか。大人になった今見ても泣けます。見たことのない方にはぜひ一度見てみていただきたいです。
権利関係が難しいようなのですが、是非いつの日かDVD (それともブルー・レイになってしまうんだろうか) で発売してほしいと思います。
さて、東京に戻ってきて再び若干の買い物。BBC Music Magazine の10月号の付録のCDはロンドン・フィル特集で、エルガーの自作自演やテンシュテットの「さすらう若人の歌」(独唱はトーマス・ハンプソン) などが入っています。この内容で雑誌と合わせて1300円しないのですからお得だと思うのですが、あんまり買っている人がいなさそうなんですよね。書店では文庫本でヴォルテール「カンディード」などが入った一冊と、亀山郁夫さんの新訳によるドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」の第1巻を買いました。実家から9月にプラハに運びきれなかった荷物を結構持ってきたので、もうこれ以上は本・楽譜は買えない、という感じになってしまいました。
ホテルの部屋でN響アワー。プレヴィンさんが椅子に座って指揮をされていて、お年を召されたのだなあと思いました。以前N響と共演された際は、何回かホールに足を運んでいるはずなのですが、テレビで見たそのほかの演奏会の記憶とごっちゃになってしまっていて、一体実演に接したのがどの演奏会だったのかがすっかり分からなくなってしまっているのが残念です。最近足を運んだ演奏会の記録を細かくとっているのは、その記憶をはっきりと残しておきたいがためでもあります。