Diary


10/12

 昨日までのプログラムを少し組み替えて、今日は中学校の体育館を会場に地域の小学校5・6年生を対象とした音楽鑑賞教室。お話の内容も小学校高学年向けに少々考え直しです。このくらいの年齢の子供たちにお話をするのが実は最も難しいのではないかと思います。子供っぽすぎてもダメ、といって学問的に傾くのもダメ。


 体育館では雛壇がありません。楽器紹介の際にそれぞれの楽器が子供たちに良く見えるよう、楽員の方々が様々なアイデアを出して下さいます。指揮者や事務方まかせにしない九響の楽員の方々の積極的な姿勢は素晴らしいですね。

 実は初めてお目にかかる大指揮者の方が普段着でお見えになっていました。どこかで見たことがあるお顔だし、近所の人にしてはちとオーラありすぎではないか?と思っていたら先方からご挨拶を受けてしまい、名前をお聞きしてあたふたしてしまいました。いやーびっくりした。

 事務局の方が空港まで送ってくださり、夜に帰京。そのままタワーレコードに参じてバーンスタインの「オムニバス」のDVDと、ノット指揮ベルリン・フィルのリゲティ作品集 (先日のノット氏とバンベルク響のプラハでの演奏会でアンコールとして演奏された「ルーマニア協奏曲」が入っているものです) 。早速ホテルに戻って「オムニバス」の1枚目、「ベートーヴェンの第5交響曲」を観ました。「運命」の第1楽章のスケッチを音で聴かせてくれる内容で、昔からCDで知っていた内容ではありますが、高校生時代から幻のように思っていた歴史的映像についに接することができて、感激しながら床に着きました。


 今日の本番@福岡県川崎町立鷹峰中学校 体育館

 九州交響楽団 ふれあいこどもコンサート

  1. ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」 第1楽章
  2. ボブ佐久間:Instrumental Blues
  3. チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」 作品71a から
    a) 「小序曲」 (第1曲)
    b) 「行進曲」 (第2曲a)
    c) 「花のワルツ」 (第3曲)
  4. いずみ たく (arr. 不明):手のひらを太陽に
  5. ロジャース (arr. 不明):ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」
                            から「ドレミの歌」
  6. アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク!
  7. 外山 雄三:管弦楽のためのラプソディ (改訂版)
  アンコール/ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲 作品228

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