Diary


11/27

 相変わらずノロノロしていますが、そろそろ帰国、じゃないな、ええと、チェコに戻る航空券入手のことを考え始めました。今月はかなり出費もかさんでいるので、これまでにためたJALのマイレージで航空券をゲットしようと考え、有楽町にあるJALのお店に行って色々と話を聞いてみました。


 まずそこで言われたのは、一週間以上あとの出発でないと航空券がおさえられないということ。そうか、やっぱり急になんて無理ですよね・・・ JALはプラハには直行便など飛ばしていないので、逆にいくつかのプランが考えられたのですが、一番少ないマイレージ消費、かつ追加料金がかからないという、ブリティッシュ・エアウェイズ便を利用したロンドン経由というのに魅力を感じています。チェコ・フィルは演奏旅行のあとはしばらくお休みがあるので、行ったことのないロンドンを数日間見物するのも良いかなあと考えています。

 明日予約を確定できれば、12月5日に日本を発つこととなります。


 今日聴いたコンサート@サントリーホール 大ホール

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

 指揮:ズデニェク・マーツァル
 チェロ:堤 剛

  ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39 第2曲「ポルカ」
  ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
  アンコール/カタルーニャ民謡 (編:カザルス):鳥の歌
  ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界から」
  アンコール/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 作品72 第7番 ハ長調


 今日は当日券が出ないということは分かっていたので、本番を聴くことは半分諦めていたのですが、リハーサルのあとに当日券売場の辺りを見に行ったところ、キャンセル待ちチケットを待つ列が出来ていたのでダメもとだと思って並んでみました。結果、プラチナ席という高価な席にはなってしまいましたが、無事演奏会を聴くことができました。

 今日のプログラムは既に福井と盛岡で聴いていたものだったので、何も無理をして聴かねばならぬという訳でもなかったのですが、それでも今日聴きたいと思ったのは、何よりチェロの堤氏の大きな音楽にもう一度触れたいと思ったからでした。オーケストラとのテンポに差がある時もありましたが、ずれている時も音に怒りをこめて自分を主張するのではなく、あくまで指揮者やオーケストラを自分の音楽に誘いこんでいく姿勢には感銘しました。そういえば今年の2月に同じサントリーで、ミッシャ・マイスキーのチェロ、サカリ・オラモ指揮フィンランド放送交響楽団の組み合わせによる同曲を聴いたのですが、その時の非常にスリリングな演奏 (これはこれで凄く楽しかったのですが) とは対極の、落ち着いた音色によるじっくりとした音楽を今日は聴けました。

 「新世界から」も、盛岡で気付いたことを再確認できたり、気付かなかったことを知ったりできたので有益でした。

 オーケストラはあと札幌公演があるのですが、さすがに遠いしお金もかかるので諦めることにしました。あと一週間ほどは、色々な方にお会いしたり、実家に顔を出したりすることに費やしたいと思います。

 しかしまあ、ヴィザの連絡がこないなあ・・・

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