今日聴いたコンサート@横浜みなとみらいホール 大ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
指揮:ズデニェク・マーツァル
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 から 交響詩「モルダウ」
ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
ムソルグスキー (orch. ラヴェル):組曲「展覧会の絵」
アンコール/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 作品72 第7番 ハ長調
みなとみらいホールの大ホールに行くのは考えてみれば初めてでした。昔オペラの稽古でリハーサル室に通っていたこともあったのですが、当時はみなとみらい駅もまだなく、桜木町駅から延々と歩きながら、不便なところに出来ちゃって・・・ なんて思っていました。今日みなとみらい駅も初めて利用したのですが、ホールまでのアクセスが実に快適で少しびっくりしました。
オーケストラは個人的な感覚では調子が上がってきているように感じます。今日はホールの音響ともうまくマッチングして、かなり聴いていて充実度を感じることができた演奏会になりました。
今日初めて聴いたのはドヴォルザークの8番ですが、テンポの作り方にターリヒ時代と同じもの (そしてノイマンも遵守しているもの) を感じ、細かいダイナミクス付け (特にティンパニ) にはノイマンとの録音になってからみられるものと同じ点が何箇所も見受けられ、ドヴォルザーク演奏の歴史が少しずつ塗り重ねられていっている態を眼前に見ることが出来ました。今回はその他の指揮者の録音を聴き返す余裕がなかったのが残念。
今日の演奏会の前半のようなレパートリーにおけるチェコ・フィルの響きの揃いようは他の曲目に比べて歴然としていて、弦楽器の音程などもぶれなくびしっと決まっていてすこぶる気持ちが良いです。