Diary


2/16

 今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール

 オイロペラ・ユーゲントオーケスター&合唱団演奏会

 指揮:ミロシュ・クレイチ
 ヴィブラフォン:イヴェタ・ツェンドロヴァー (クレストン:第2楽章)
 シロフォン:シモン・ヴェセリー (クレストン:第3楽章)
 ソプラノ:イヴェタ・イルジーコヴァー
 テノール:フランク・エルンスト
 バリトン:ウルフ・パウルセン

  コープランド:市民のためのファンファーレ
  ペルト:カントゥス ~ベンジャミン・ブリテンの思い出に~
  ブリテン:マチネ・ミュジカル 作品24 から 第1・2・3曲
  クレストン:マリンバ小協奏曲 から 第2・3楽章
  ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」 から 第1曲「ワルツ」
  バーンスタイン:「キャンディード」序曲
  オルフ:カルミナ・ブラーナ
  アンコール/オルフ:カルミナ・ブラーナ から 第25曲 「おお、運命の女神よ」


 ドイツ・ポーランド・チェコと、3カ国の若者たちが集まったオーケストラ (全員10代かと思われる感じ) と合唱団 (こちらはもしかしたら20代前半の人もいるかも) ・児童合唱団による演奏会を聴きに行きました。素人のレベルとは思えませんでしたが、彼らが音楽を専門に学んでいる学生であるとか、そういった説明はプログラムに見つけることができなかったので分かりませんでした。

 前半は何ともヴァラエティに富んだ曲目が並んでいましたが、個人的には特にクレストンを楽しく聴きました。かなり良く出来た名曲だと思うのですがなかなか実演に接することの出来ない曲です。今日は演奏会の最初から指揮者の上手側の隣にヴィブラフォン、下手側の隣にシロフォンが置かれていたので一体何だろうと思っていたのですが、2つの楽章を違う楽器と違うソリストで、という趣向でした。少し違和感がないこともないですが、確かに曲想的にはそういうことも可能ですね。ソリストは2人ともまだ17〜8歳。ステージマナーも初々しかったです。それからこの曲、特に第3楽章はオーケストラが難しいのですが、上手にこなしていて感心しました。

 後半のカルミナ・ブラーナはソリストのお三方ともハイ・レベルで楽しめました。合唱団は良くトレーニングされていて、情感たっぷり完全燃焼な日本の合唱団とは一線も二線も画した、クールかつストレートに圧倒していくその響きには、漠然とではありますがギリシャの宮殿を想起させるものがありました。

 今日を最後にしばらくルドルフィヌムへの演奏会通いも中断。今年に入ったくらいからやっとビュッフェやクロークの方々にも顔を覚えていただいたようだけれど、次に来た時に忘れられてないといいけれど・・・

 
BGM: オルフ:カルミナ・ブラーナ
     ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団ほか
               (1960年録音、Deutsche Schallplatten) 

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