Diary


3/27

 いよいよ公演初日。公演は夜なので、朝は航空券を予約しに。とりあえず便はおさえた。

 午後、チェコ共和国大使館から連絡が入った。遂にヴィザがおりたという嬉しい知らせだった。ただしさしあたって7 月末までのヴィザとのこと。それでもおりたということに大安心!


 劇場には早めに入ってもう一度楽譜を見返してから本番に臨んだ。さすがに緊張していたのか、ピットに出ていく時に頭をぶつけた。微妙にショッキングなスタートだった。

 個人的な反省は多々あるが、言い訳せずに翌日からに生かしていくしかない。東京フィルの方々には多くを助けていただいた。指揮台という特等席から見る舞台はリハーサルの時の何倍も美しかった。ダンサーの皆さんが音楽をさらに生かしてくださっていたが、特にカルメンを踊られた酒井はなさんの舞踊の安定感と、アクトレスとしての圧倒的な存在感は、私に大きな安心感を与えてくださった。


 今日の本番@新国立劇場 中劇場

 新国立劇場バレエ公演 「カルメン by 石井 潤」

  1. ビゼー (arr. ロビン・バーカー):バレエ「カルメン」

    振付・演出:石井 潤

    カルメン:酒井 はな
    ドン・ホセ:山本 隆之
    エスカミーリョ:マレイン・トレウバエフ
    ミカエラ:真忠 久美子
    スニーガ:市川 透
    フラスキータ:西川 貴子
    メルセデス:楠元 郁子
    パスティア:ゲンナーディ・インリン

    新国立劇場バレエ団
    東京フィルハーモニー交響楽団


BGM: ビゼー:組曲「ローマ」
     ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管弦楽団
                          (1993年録音、EMI Classics)

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