いよいよ公演初日。公演は夜なので、朝は航空券を予約しに。とりあえず便はおさえた。
午後、チェコ共和国大使館から連絡が入った。遂にヴィザがおりたという嬉しい知らせだった。ただしさしあたって7 月末までのヴィザとのこと。それでもおりたということに大安心!
劇場には早めに入ってもう一度楽譜を見返してから本番に臨んだ。さすがに緊張していたのか、ピットに出ていく時に頭をぶつけた。微妙にショッキングなスタートだった。
個人的な反省は多々あるが、言い訳せずに翌日からに生かしていくしかない。東京フィルの方々には多くを助けていただいた。指揮台という特等席から見る舞台はリハーサルの時の何倍も美しかった。ダンサーの皆さんが音楽をさらに生かしてくださっていたが、特にカルメンを踊られた酒井はなさんの舞踊の安定感と、アクトレスとしての圧倒的な存在感は、私に大きな安心感を与えてくださった。
今日の本番@新国立劇場 中劇場
新国立劇場バレエ公演 「カルメン by 石井 潤」
1. ビゼー (arr. ロビン・バーカー):バレエ「カルメン」
振付・演出:石井 潤
カルメン:酒井 はな
ドン・ホセ:山本 隆之
エスカミーリョ:マレイン・トレウバエフ
ミカエラ:真忠 久美子
スニーガ:市川 透
フラスキータ:西川 貴子
メルセデス:楠元 郁子
パスティア:ゲンナーディ・インリン
新国立劇場バレエ団
東京フィルハーモニー交響楽団
BGM: ビゼー:組曲「ローマ」
ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管弦楽団
(1993年録音、EMI Classics)