今日と明日はオーケストラがお休みです。東京にいた頃は自由になる時間が少ないのが悩みでしたが、今は自由になる時間が多過ぎて不安になるほどです。身勝手なものですね。
全く自由というのは怖いものですが、生きている全ての時間を自分でマネージしなくてはいけないという環境を、上手に使えるようにトレーニングしていきたいと思います。
で、結局、今日はほとんど一日中勉強か読書をしていました。チェコ語の勉強もレッスンを再開していただく前に復習しておかなければいけないことが多いし、今年はおそらく2回イタリアに行くことになると思うので、イタリア語の教科書も久しぶりに開けることにしました。イタリア語の勉強はいつも中途半端に終わってしまうので、今度くらいはある程度のところまではいきたいものです。読書は大体一日に読む総ページ数を70ページから最大でも90ページくらいにして、あまり根詰めないようにしています。細く長く物事を続けられるようにと、これもトレーニングです。「カラマーゾフ」はやっと第3巻に突入。あとは昨秋拝聴した講演会以来気にしていた藤原正彦氏の「国家の品格」を、今さらながらやっと読み始めました。
それと、必ず毎日、今まで聴いたことのなかった音楽作品を聴くようにしています。可能であれば楽譜を併せて読みます。最近はシューベルトのピアノ・ソナタとバッハの何がしかの作品に集中して接しています。シューベルトのソナタには、何かが永遠に続くと感じさせる不思議な時間の流れがありますね。東京に住んでいた頃に聴いていたら冗長だと感じたのかもしれないけれど、今の自分にはぴったりとくるものがあります。
2日間同じことをするのも単調だし、折角の観光シーズン (?) なのだからと思い、明日はターボルという町に行くことにしました。フス戦争の時代、フス派、特に急進的なターボル派が軍事拠点とした町。プラハからは電車で一本、2時間弱で行けるようです。
BGM: シューベルト:ピアノ・ソナタ イ短調 作品164 D 537
ウィルヘルム・ケンプ (Pf.) (1968年録音、Deutsche Grammophon)