Diary


5/22

 今日聴いたコンサート@市民会館 スメタナ・ホール

 第63回「プラハの春」音楽祭 オーケストラ・シリーズ
 プラハ交響楽団演奏会

 指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
 ホルン:クリストフ・エス

  キラール:オラヴァ
  モーツァルト:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 KV 417
  ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」 作品84 序曲
  ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」


 昨年の「プラハの春」音楽祭のコンクールで優勝したお2人が登場された演奏会でした。指揮のウルバンスキさんは1982年生まれのポーランド人、ホルンのエスさんは1984年生まれのドイツ人で既にバンベルク交響楽団の首席を務められているそうです。

 キラールはポーランドの作曲家。1932年生まれで映画音楽をたくさん書いているということですが私は映画音楽には疎く全く知りません。ただかろうじて「クシェサニ」という管弦楽曲を読んだことがあるくらい。

 「オラヴァ」は弦楽合奏曲ですが、「クシェサニ」同様のミニマル・ミュージック系の作風でした。最後にはちょっとした仕掛けもあって、ちょっと演奏してみたくなってしまうような面白さがありました。

 モーツァルトの2番のホルン協奏曲を生で聴ける機会はそうそうないのではないでしょうか。エスさんは技量を誇示することなく、シンプルな表現に徹していたようでしたので、また機会があればエンジン全開を要求される作品で聴いてみたいです。

 ウルバンスキさんはやっぱりお国もののキラールでは冴えがありました。暗譜で振っていたくらいですから相当な自信があったのでは? 20代の指揮者にしてはかなり動きが小さかったのも印象的でした。

 明日から2泊3日でライプツィヒに観光に行くことにしたので、これを機にと小さめのキャリーバッグを買いました。夜中に荷詰め。それから、やっと「カラマーゾフ」全5巻を読み終えました。じっくり読書感想文に取り組みたいのですが、今のところその余裕がありません・・・


BGM: ドヴォルザーク:交響曲第3番
    ヴァーツラフ・スメターチェク指揮プラハ交響楽団  (1959年録音、Supraphon)

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