Diary


6/9

 今日は午前中はリハーサルを見学させていただきました。チェコ・フィルはロレンス・フォスターさんとバードキッシンゲンに演奏旅行にでかけます。そういえば10月にライヴ録音されたフォスターさんとのシューマンの交響曲第1・2番がPentaToneレーベルから既に発売になっているようですね。残念ながら私はまだ聴けていません。


 午後はアルヒーフ (ライブラリー) で、チェコ・フィルが持っているマーラーの交響曲第7番の一番古いスコアを数時間かけてじっくりと見せてもらいました。初版ですが、手書きで丹念に修正がなされていて全集版と比しても全く遜色ないクオリティになっています。この曲の初演は言わずもがなマーラー指揮のチェコ・フィルですが、このオーケストラによる再演は1928年まで待たなくてはなりませんでした。その時の指揮者であるターリヒの書き込みであると言われるものもかなりあり興味深かったです。

 夜はチェコ語のレッスン。あっという間に日が暮れました。


BGM: スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
     ヴァーツラフ・ターリヒ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
                          (1929年、HMV / Opus蔵)

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