Diary


8/4

 旅の疲れは大分とれてきたものの、なかなか生活のペースが戻りません。まだあと10日間くらいフリーなので、7月同様のスケジュールでずんずん勉強したいのですけれど・・・ダメです。ぐでーっとしてます・・・7月に突っ走った反動きてます、かなり。


 買ってから一年くらい経ったバーンスタイン指揮ウィーン・フィルのブラームスのDVD、今日になってやっと交響曲の部を見始めました。まずは3番から見たのですが、これ、各曲の頭にバーンスタインの解説が付いているんですね。いつものことながらバーンスタインの話術には引き込まれます。第1楽章のテンポについて、「どうして速くてはいけないか」について力説しているのですが、そういえば2年前くらい前に見たノリントンのDVDの解説で、ノリントン氏が同じ第1楽章のテンポは「どうして遅くてはいけないか」について力説していたのを思い出しました! お二人の見解はどちらも説得力があり過ぎて、参考にする身としてはちょっぴり悩ましいところです (苦笑) 。が、お二人のお話の本質は単純な演奏のスピードの問題ではなく、この第1楽章を演奏するに当たって何を掴んでいなくてはいけないかというところにあるということは明白である気がします。

 ずうっとダラダラしているわけにもいかないので、昼間は街に出て買い物を済ませ、部屋の掃除などをしたら少し元気が出てきました。明日くらいからは張り切って過ごしたいです。とりあえず今日は読書から再開しました。イタリアに持っていったのにあちらでは最初の20ページくらいしか読めなかったトーマス・マンの「ヴェニスに死す」を岩波文庫で読んでます。イタリアに行く前に読んでおくべきだったなあ。


BGM: ブラームス:交響曲第3番
     レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
                      (1981年録音、Deutsche Grammophon)

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