Diary


9/18

今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール

「プラハの秋」音楽祭
ヴァレンシア管弦楽団演奏会

ピアノ:ホアキン・アチューカロ
指揮:ヤロン・トラウブ

 パラウ:おどけた行進曲
 ロドリーゴ:ピアノと管弦楽のための英雄的協奏曲
 アンコール/スクリャービン:左手のための2つの小品 作品9 第2番 「夜想曲」
 アルベニス (orch. アルボス):イベリア
 トゥリーナ:幻想的舞曲集 作品22
 アンコール/ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」 から 間奏曲
 アンコール/グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」 から 間奏曲


 本日は午後から後輩N氏がプラハに遊びにきてくれたので夕方落ち合い、夜も一緒に演奏会に出かけました。スペインのオーケストラを生で聴くのは初めて。スペインのオーケストラ・レパートリーとしてはまずまず有名な作品が選ばれたプログラムだと思うのですが、それでもアンコール以外はほとんど聴いたことがない作品でした。

 知っていた曲ということもありますが、最も楽しめたのはアンコールでした。ヒメネスの冒頭のリズムの立ち様など、やはり他の国のオーケストラでは出せないような魅力がありました。きっと先入観が多分にあるのでしょうけれど、やっぱりスペインのオーケストラはカラッとした音色を持っているなあと感じました。月並みな感想ですが。

 アルベニスの中の「エル・プェルト (港) 」は大学の入学試験で弾いた曲なので大変懐かしく感じました。ロドリーゴの協奏曲はオーケストラがかなり賑やかな曲で、ピアノのソロを楽しみたい人には厳しい作品かもしれません。この協奏曲のあるところで、チェロの首席の女性が数小節の休みで体を揺らして楽しそうにしていたら次のチェロの入りのところで一瞬出忘れかけたのですが、そのあと弾きながら後ろのプルトの奏者に「あらー、おちかけちゃったわー、やっちゃったー (笑) 」みたいな感じで一瞬振り向いていたのはやはりスペインならでは!?

 演奏会後、さらにお二人の知人がプラハにやっていらして、4人で賑やかに夕食をとりました。

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