Diary


10/8

 今朝は実家からの電話で目が覚めました。地元の新聞社の方が取材に来てくださっているとのことで、15分ほどお話しました。


 さて、お話も済んでいつものようにパソコン (MacBook Pro) の電源をオンにすると、あれれ? 起動音が鳴りません。スリープ状態を示すライトがほのかに点くのみでディスプレイも真っ黒なまま・・・何度試みてもうんともすんとも言ってくれません。ちょうど新聞社の方に写真をメールでお送りする約束をした直後だったこともあり、かなり焦りました。携帯メールで、パソコンに詳しい知人に復旧方法を教えていただくも、全く効果なし。昨夜はあんなに元気だったのに、そんな、そんな、突然亡くなってしまうなんて (号泣) 。

 どうにもならないので、諦めてまずは予定していた用事を。オーケストラのマネージャーの方のところにコンクールのご報告に伺いました。私は決してオーケストラに何かオフィシャルな立場があるわけではなく、リハーサルへの立ち入りを許可していただいているに過ぎませんので、ご報告しなくてはいけないわけではないのですが、ここのところずっとリハーサルに伺っていなかったので、事情説明も兼ねてお話させていただき、併せて、また再来週から勉強を続けさせて欲しいというお願いをしてきました。

 そのあとはすぐに愛機を抱えて私がプラハで知っている唯一のマック・ショップ <istyle> へ。何か方策がないかと伺いましたが、何ともできないということなのでサービスセンターを紹介していただき直接持ちこむことにしました。プラハにはアップル・ストアというのは無く、従って修理も別の会社が代行しているようです。地下鉄とバスを乗り継いで工業地帯の一角にあるそのお店、というか会社に飛んで行って事情を説明したところ、修理に要する日数は約10日間、料金未定、代替機のレンタルなどもなしというお返事だったので、アップル直営でないことも考慮し、これはもう日本で修理に出すしかないと決断してまた <istyle> に折り返しました。

 こちらではパソコンが無いと本当に困ります!ネットやメールが出来ないのはもちろんのこと、CDや音楽ファイルも聴けなければDVDも見れません。もし故障したMacBook Proを来週日本で修理に出すと、もし直ったとしても受け取れるのは12月の頭に日本に戻った時です。そこで私は、今日のうちに新しいMacを買う決断をしました。そう、決断をして <istyle> に戻ったわけですが、値段を見てびっくり。た、高い・・・日本より全然高いではないですか。しかも税金がものすごい (たぶん19%、ただし外国人ならタックス・リファンドである程度は戻ってきますが) 。さすがにためらい、昼食をとって、一度部屋に戻ってゆっくり考え直しました。

 しかし、いくら考えたところでどうしようもありません。意を決して夕方18時、三たび <istyle> に参上し、こちらで買ったMacでも問題なく日本語が使えることを確認して、一番安いMacBookを購入しました。

 これで問題にとりあえず決着はついたと思い、急ぎ部屋に帰って箱を開けてみると、あれ?バッテリーがついていない?何で?

 そしてまたすぐに <istyle> にとって返しました。バッテリーがついていない底面を見せると「うひょー!ほんとにすいませーん!」 (意訳) とのことで、すぐに対応してくれてついでに疑り深い私のためにセットアップも店内でさせてもらえました。

 そして20時、ようやく部屋で落ち着いてネットが出来るようになりました・・・コンクールでは生まれて初めて賞金なるものをいただいたのですが (しかし、こういう時に限ってユーロのレートは下がりまくっています) 、まさかいきなりこんな痛い出費に使わなくてはいけないなんて。

 故障したMacBook Proの中に入っているデータも心配です。プラハに来る以前のものは全て実家に眠るデスクトップ機に、アドレスデータとスケジュールはipodに、命の次に大切な約400GBの音源は外付けハードディスクに入っているので問題ありませんが、やはりいくつかの書類や、特にここ一年間に撮った写真などは心配です。たぶんハードディスクは大丈夫なのではと思っている (いや、願っている) のですが。

 皆さま、バックアップはくれぐれも念入りになさってください!!

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