Diary


12/11

今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会  (EFチクルス第4回/第1日)

「ボフスラヴ・マルティヌーの日 2008」
<Martinů Revisited> プロジェクト オープニング・コンサート

 指揮:サー・チャールズ・マッケラス

 ジュリエット:マグダレーナ・コジェナー
 ミシェル:スティーヴ・ダヴィスリム
 老女、若いアラブ人、エコー:ミシェル・ラグランジュ
 老人 (青年時代) 、記憶の売り手:フレデリック・ゴンサルヴェ
 老人、老いたアラブ人、夜警:ニコラ・テステ
 エコー:ダニエラ・デムソヴァー、ミラダ・コシノヴァー
     シュティェパーンカ・ピーホヴァー
     ヴェロニカ・ムラーチュコヴァー=フチーコヴァー

 ピアノ:カレル・コシャーレク

  ドヴォルザーク:交響詩「水の精」 作品107 (未聴)
  ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」 作品108
  マルティヌー:歌劇「ジュリエッタ」から3つの断章 H 253A (世界初演)


 昨日は夕方16時半に寝て今日は朝3時起床。寝過ぎの上に時差ボケも激しいですが、今日は何とか短時間の昼寝に成功(?)して、ようやく夜間も元気に起きていられるようになりました。

 今夜は演奏会に向かう途中の道路で交通事故があり、トラムが全く動かなくなってしまうという事態に。代替手段もないエリアだったので何ともしようがなく、初めて演奏会に遅刻してしまいました。いつも私が利用するトラムが走る道は狭いので、ちょっと事故があるだけでどうにもならなくなってしまいます。

 今日の演奏会はコジェナー人気とあってか、満席に近い状態。特に演奏会の後半から人が増えていたような気がします。指揮のマッケラスさんは83歳!ですが大変お元気で、指揮台に用意された椅子にお座りになることもあまりなく、ほとんど立って指揮されていました。またその演奏の推進力とエネルギーに溢れたことといったら!という感じです。

 マルティヌーの作品は、「ジュリエッタ」自体は初演でも何でもありませんが、その部分を編んだ「断章」というのが近年発見されたそうで、その初演ということです。オペラ自体は作曲者自身によるチェコ語版とフランス語版の双方があるということですが今日はあえてフランス語歌唱だったのは、あるいはこの「断章」は自筆がフランス語版でしか残されていない、ということなのでしょうか、よく分かりません。それにオペラ本体とこの「断章」で違う部分というのが果たしてあるのかすら私には分かりませんでした。

 ブルノ出身の歌姫、コジェナーさんの歌は素敵の一言に尽きます。今夜はこの渋い作品にも関わらずほとんど総スタンディング・オヴェーション状態でした。また明日も聴きます。


BGM:ドヴォルザーク:前奏曲とフーガ (B.302)
      ヤン・ホラ (オルガン)  (1996年録音、Vixen)

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