Diary


12/12 ~ 12/17

12/12

今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 (EFチクルス第4回/第2日)

「ボフスラヴ・マルティヌーの日 2008」
<Martinů Revisited> プロジェクト オープニング・コンサート

 指揮:サー・チャールズ・マッケラス

 ジュリエット:マグダレーナ・コジェナー
 ミシェル:スティーヴ・ダヴィスリム
 老女、若いアラブ人、エコー:ミシェル・ラグランジュ
 老人 (青年時代) 、記憶の売り手:フレデリック・ゴンサルヴェ
 老人、老いたアラブ人、夜警:ニコラ・テステ
 エコー:ダニエラ・デムソヴァー、ミラダ・コシノヴァー
     シュティェパーンカ・ピーホヴァー
     ヴェロニカ・ムラーチュコヴァー=フチーコヴァー

 ピアノ:カレル・コシャーレク

  ドヴォルザーク:交響詩「水の精」 作品107 (未聴)
  ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」 作品108
  マルティヌー:歌劇「ジュリエッタ」から3つの断章 H 253A (世界初演)


 昨日と同じプログラム。指揮者が前から見えるオルガン側の席で聴きました。ドヴォルザーク、とても嬉しそうに振るマッケラスさんが印象的でした。今から約60年前、ここプラハでヴァーツラフ・ターリヒに師事していたマッケラスさんにとって、ルドルフィヌムでチェコ・フィルと共にドヴォルザークを演奏することはいつも特別なことなのでしょう。昨日も書きましたがまるで20代の指揮者かと思うようなエネルギッシュなテンポ運びにも圧倒されます。

 後半のマルティヌー「ジュリエッタ」のオペラ全曲の初演を指揮したのはターリヒ。マッケラスさんは果たしてターリヒとこの作品について話をする機会はあったのでしょうか。いずれにしても作品を完全に手中に収めていました。

 コジェナーさんがオルガン席側から歌う場面があり、目の前1メートル弱の距離で声を耳にしました。あれだけ近くから聴いても声が全くぶれていないし、ディクションも非常に美しい。私の斜め前のおじさま、コジェナーさんのドレスがズボンに触れるほどの位置で、すごいドキドキされていました (笑) 。

 マッケラスさん、いつまでもお元気で!


12/13 ~ 12/14

 日曜の夜にチェコ語のレッスンがあったほかは、ちょっと勉強、勉強・・・


12/15

 今週の演奏会のリハーサルを見学しました。ヴァーレクさんの指揮でスーク、オネゲル、ミヨー、ヤナーチェクというプログラムです。チェコ・フィルらしいプログラムがやっと続きます。

 便利な時代の恩恵ですが、こちらに居ても日本とお仕事などのやり取りをすることが多く、なかなか落ち着きません。メールなどを書いていない時間でも、帰国後のことで考え事をしている時間が長いです。どうしても先へ先へと先行して話を進めなくてはいけない業種(?)ですので、致し方がないところかもしれません。来年の予定の詳細を詰める作業の一方、私ほどの指揮者でも既に再来年の演奏会の日取りが決まったりしています。

 生活上のことも、来年になったらきちんと考えなくては!完全帰国後はまず住居探しから。それにテレビや冷蔵庫など、以前に使っていたものは捨ててしまったりあげてしまったりしたものも多いので、そういったものも買いなおさなくては。ああ、来年は一体どんな年になるんでしょう!

 その前に、今年をしっかり締めくくらねばいけませんね・・・


12/16

 朝起きたら喉が痛く、リハーサルから戻ると熱っぽさも・・・どうやら風邪をひいてしまったようでした。チェコ語のレッスンもお休みさせていただいて、とにかく薬を飲み、あとは寝倒してひたすら静養です。土曜日には日本に飛ぶわけですから、それまでに何とかしなくては!


12/17

 昨日より少し良くなるも、まだまだ具合悪し。リハーサルを見学したほかはまだまだ寝倒す。人間、こんなに眠れるものか、と自ら驚くくらい寝てます(笑)。

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