Diary


4/8 ~ 10

4/8

 今週の譜読みの課題はベートーヴェンの「第九」です。慣れ親しんだ作品ですが全曲は実に14年ぶりに演奏します。「何となく頭に入っている状態」という状態で譜読みをするのは時に「何も知らない状態」から譜読みをする時に比べて逆に読みづらいと感じる時があります。つまり勝手に知ってるつもりになってついつい軽く読み飛ばしてしまう、ということです。なのでなおさら注意して読まないと。

 今日はいつもの3倍ほどのメールのやりとり。慌ただしいと思った瞬間もありましたが、旧知の方々との久しぶりのやりとりなど、やはり嬉しいもの。


4/9

 夜、同世代の指揮者6人で飲み会。急拵えの宴席でしたがかなり盛り上がりました。途中から参加の人もいましたが、7時に始まって延々と。最後はちょっとだけ年下の某氏に「もう一件行きましょうよー!」と押されて、自称「断れない男」の私は結局3時半頃までサシで。ではもうそろそろ、と会計を済ませて外に出て帰ろうとすると、某氏「ラーメン食いましょうよー!」。体力のない私、心の中はムンクの「叫び」状態。そんなこと言ってもこんな時間にやってるラーメン屋も近くにないでしょう、とか言って何とか騙くらかして(笑)タクシーに乗り込み、帰宅は4時。でも、ポジティブに生きる男たちとの宴会は、とにかく楽しかったなあ。


4/10

 東京交響楽団の川崎オフィスにお邪魔して、5月のラッヘンマン作品の演奏会の打ち合わせ。パート譜に目を通したり、準備の必要な物をお伝えしたり。東響はラッヘンマン作品の経験値があるので、話はスムースでしたし、きっと問題なく本番を迎えられるのではないでしょうか。いつもながら、東響の事務局の方々はそれぞれが個性豊かで魅力的な方たち。


BGM:ラヴェル:ピアノ三重奏曲
    川久保賜紀 (Vn.) 、遠藤真理 (Vc.) 、三浦友理枝 (Pf.)   (2009年録音、avex-classics)

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