10時からニューフィル千葉会議。
11時半過ぎに千葉を出て、雨で視界の悪い中、高速に乗り等々力へ。初めて自分の運転でレインボーブリッジを通過しました、が、さほど感激なし・・・
14時から日本バレエ協会「卒業舞踏会」の稽古。今日はメインのピアニストの方がお休み、その方が事前にレッスンをつけてくださっている若いピアニストの方お二人が弾いてくださいましたが、棒が見れることは当然のこと、しっかりとしたテンポ感、指揮者のニュアンスを音化できる音楽性に感心しました。それと振付のことをよく知っていること! 鬼のように質問攻めをしたのですが全部に対して的確な答えがかえってきて、すごく助かりました。
オペラの若いコレペティトゥアの人たちで、彼女たちほど真摯にやっている人は、一体どれだけいるものかなあ・・・
「卒業舞踏会」という曲については、そういう曲があるということは高校生の時から知ってはいました。ヨハン・シュトラウスの作品をもとに指揮者として有名なアンタル・ドラティ (作曲家としても活動しており、オペラや2つの交響曲もあるんですよ! 話はどんどんそれますが、彼をはじめとした5人のコダーイの弟子たちが書いた「コダーイの主題による変奏曲」なんてすごく興味がありますね) が編曲をした35分ほどの作品で、その名前を最初はCDのカタログで目にしたのだと思います。ただ、楽譜はもちろんレンタルオンリーで見たのは今回初めて。音を聴いた (ボスコフスキーとドラティの二人の録音〜オーケストラはどちらもウィーン・フィル〜があります) のもごくごく最近です。
ドラティはシュトラウスの持っている響きをなるべく損なわないようにアレンジしてくれていると思います。簡単に言うとシュトラウスを聴くつもりで聴けば自然と作品の中に入っていけます。
ドラマの筋書きも楽しく、良い作品だと思います。
さてさて、稽古が終わってから再び首都高に乗って谷中の日本声楽家協会での授業へ。雨の影響でしょう、道中3件の追突事故現場を見ました。危ないですね・・・
2回目の授業。声楽家の先生が声のテクニック的なことはきめ細かく指導してくださるので、私の立場からは出来るだけ別のアプローチから指導が出来ないかと試みます。特に作曲家の意図を考えることや曲の構成をとらえることは、どうしても技術的なポイントに生徒さんというのはとらわれやすいので、しつこくお願いしていることです。
授業に次に伺うのは2月。生徒さんたちの成長が楽しみです。