あっという間に9月も終わりです。今月は内容の濃い一ヶ月でした。1日に成田に着くなり買いに出かけた新しい眼鏡もようやく馴染んできました。新しい方々との出会いや、知人たちとの久しぶりの再会も多くありましたし、館林のうどんからインスブルックのチロル料理まで、美味しいものもたくさん食べました!
昨日の失敗のことがあったので、自分にとってはこのセミ・ファイナルが最後のステージになるだろうと思い、悔いのないように今日この日を過ごそうと決意して過ごしました。というわけで、今日は夕方のゲネプロの時間まではみっちりとスコアを読み続けました。
今日からのラウンドが8人のコンテスタントによるセミ・ファイナルになります。簡単に進行を説明しますと、まず今日は4人の指揮者がそれぞれ約1時間のリハーサルをし、明晩公開のコンサートで指揮をします。そしてその翌日からの2日間で残りの4人が同じスケジュールをこなす、というわけです。
今日はゆっくり起きて、コインランドリーに洗濯に行きました。芸大の後輩に連れていってもらったのですが、後輩が使っていた洗濯機が故障してしまい、修理会社の人たちを呼ばなくてはならなくなりました。後輩は最初に電話した時「今から30分で行く」と言われたそうなのですが、一時間くらいしても来ないので再度電話したところ「今とても忙しい。あと15分で行く」と言われていました。そして結局彼らが来たのはそれから約30分後でした。さすがイタリア! でも彼らは後輩 (と何故か私にも) コーヒーをおごってくれました。さすがイタリア!
第二次予選。課題曲のミサ曲から指定された部分を、まずお昼頃、15分間オーケストラ (と言っても小編成の弦楽合奏です) のみでリハーサル、そして夕方再び15分間、同じ部分を今度は合唱・声楽ソリストと共にリハーサルする、という日程でした。
16時に第一次予選の結果発表、ということでしたので行ってみると17時に変更とのこと。折角なので街の大聖堂やお城の辺りを少しぶらぶらとしました。ガイドブックを持っていないので、歴史的なことなどは良く分からないのですが、美しさを味わうには予備知識はいりませんね。トレントにもイタリアならではの美が溢れています。
イタリアにいると、何となくリラックスした気分になれるのは何故でしょうか? やはりこの景色と人々、言葉の響きゆえでしょうか。
今日も4時半起床です。早寝早起きで良いのかもしれませんがちょっと極端すぎるような気もします。
6時半過ぎの電車に乗りたかったので、ホテルの朝食時間が始まる前のチェックアウトとなりましたが、ホテルの方が親切で、私のために朝食コーナーを開けてくださり、コーヒーも出してくださいました。単純な私はこれでさらにチロル地方が好きになってしまいました。
今日は朝4時半に起床。あれこれと荷物をまとめて9時過ぎのミュンヘン行きの電車に乗りました。イタリアのトレントのコンクールに参加するための移動ですが、この時間に出てもトレントに着くのは23時近くなってしまうため、今日は無理せず途中のオーストリアの都市インスブルックで一泊することにしました。
7時過ぎに起床。寝過ぎですね・・・ 9月に入ってから何だか目まぐるしい毎日を過ごしていたので、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていたようです。
また明日からプラハの部屋を空けるので、今日はのんびり掃除や洗濯などをしつつ、旅の準備に明け暮れました。
今日も知人たちとご一緒させていただいて、聖ミクラーシュ教会やプラハ城、それから国民劇場や「ダンシング・ハウス」と呼ばれる面白い形をした建物のあたりをぶらぶらして楽しみました。
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会
マーラー:交響曲第7番 初演100周年記念コンサート
(これを書いている現在、プログラムが手許にないため、もし演奏会名称に誤りがあった場合はご容赦ください。後日確認し、間違いがあれば修正致します。)
指揮:イルジー・ビェロフラーヴェク
マーラー:交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
「プラハの秋」音楽祭
ヴァレンシア管弦楽団演奏会
ピアノ:ホアキン・アチューカロ
指揮:ヤロン・トラウブ
パラウ:おどけた行進曲
ロドリーゴ:ピアノと管弦楽のための英雄的協奏曲
アンコール/スクリャービン:左手のための2つの小品 作品9 第2番 「夜想曲」
アルベニス (orch. アルボス):イベリア
トゥリーナ:幻想的舞曲集 作品22
アンコール/ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」 から 間奏曲
アンコール/グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」 から 間奏曲
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
「プラハの秋」音楽祭
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
ピアノ:ポール・ルイス
指揮:ヴァシリー・ペトレンコ
ヘスキート:Graven Image
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品100
9月の上旬は帰国していました。帰国中、何人の方から「日記が更新されていない」とお叱りを受けてしまいました。いつも読んでくださりありがとうございます。8月の最終週もドヴォルザークの別荘ヴィソカーに出かけたり、クラコフ〜アウシュヴィッツ旅行をしたりしました。時間があったらまたまとめてみたいです。
とりあえず日本滞在記を走り書きしました。文章が変なところもあるかと思いますがお許しを。