23日と24日に聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 (EFチクルス第2回/第1日・第2日)
指揮:ロナルド・ゾルマン
メゾ・ソプラノ:クリスティアーネ・ストットイン
リゲティ:アトモスフェール
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 第1幕への前奏曲
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
リスト:交響詩「オルフェウス」
バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」
プラハに戻ってきて3日、少しずつ時差ボケも直りつつあり生活のペースを徐々に取り戻してきています。毎日5時間以上はドヴォルザーク・ホールの中にいるのであっという間に一日が過ぎてしまいますが、こちらでの滞在もあと半年ほど。こちらにいる間に読もうと思って持ってきた本や楽譜、語学の教科書などもまだたんまりとあるので上手に時間をこしらえたいと思います。
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 第113シーズン Rチクルス 第1回定期演奏会
アルトゥール・ピサロ ピアノ・リサイタル
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
モーツァルト:パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」のアリア「主に幸いあれ」による6つの変奏曲
ヘ長調 KV 398 (416a)
ヴォジーシェク:ピアノ・ソナタ 変ロ短調 作品20
シューマン:森の情景 作品82
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58
アンコール/ショパン:3つのワルツ 作品64 第1曲 変ニ長調 「子犬のワルツ」
アンコール/ショパン:12の練習曲 作品25 第1曲 変イ長調 「エオリアン・ハープ」
アンコール/ (曲目不明)
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
プラハ放送交響楽団 第82コンサート・シーズン 第2回定期演奏会
指揮:レオシュ・スワロフスキー
ソプラノ:エヴァ・ドジースゴヴァー=イルショヴァー
メゾ・ソプラノ:ヤナ・ワリンゲロヴァー
テノール:トマーシュ・チェルニー
バス:マルティン・グルバリュ
オルガン:アレシュ・バールタ
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団 (合唱指揮:ペトル・フィアラ)
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」から「高い城」「モルダウ」「シャールカ」
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
9日と10日はチェコ・フィルの演奏会を聴きました。指揮者が個人的に最近注目しているダウスゴー氏だったのでスケジュール上リハーサルを聴けなかったのは残念でしたが、なかなか生では聴けないブルックナーの2番だったので演奏会を聴けただけでも貴重でした。うまく聴かせるのがこれほど難しい曲もないと思いますが、今回ダウスゴー氏は大枠で掴むというよりは細かいパーツを緻密に組み立てていくといったアプローチで、それがオーケストラと聴衆の緊張感を保たせる良い結果を生んでいたと思いました。そしてオーケストラの響きを肥大化させずに透き通ったハーモニーを保ったことは、私に「書斎で独り作曲しながらいつかこの作品が演奏されることを夢見るブルックナー」を想像させ、忘れられない印象を残しました。特に第2楽章の終わりの方は美しかったです。
今朝は実家からの電話で目が覚めました。地元の新聞社の方が取材に来てくださっているとのことで、15分ほどお話しました。
一日かけて鉄道でミュンヘン経由でプラハに戻ってきました。トレントのホテルを出たのが朝の9時過ぎ、プラハの自分の部屋に戻ってきたのが夜の11時頃。さすがに疲れました。時刻表的にはリンツ経由のほうが早く帰れたのですが、リンツ駅での乗換時間が9分しかなく、電車が遅れた時のことを考えて (先日ミュンヘン駅で息を切らせて走るはめになった苦い思い出もあるので) 、より乗換が安全なミュンヘン経由を選びました。途中、イタリアとオーストリアの国境のブレンネロ (ブレンナー) 駅を超えた辺りは、岩肌や山頂に雪があるのを見ました。まだ10月も初めなのに! 冬はさぞ厳しいんでしょうね。
このホームページを見てくださった親しい方々から、お祝いのメールをたくさんいただきました。近しい人たちの応援が私にとって最も大きな支えとなります。この場をお借りしてお礼申し上げます。
今日の本番@アウディトリウム・サンタ・キアーラ (トレント)
第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール ファイナル (第2日)
オーケストラ・ハイドン・ディ・ボルツァーノ・エ・トレント
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「カルタ遊び」 第3曲 (途中まで)
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 作品90 第3楽章
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98 第4楽章
(このDiaryのコメント欄は、現在のところ機能していないようです。何人かの方にご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありません。)
5時過ぎ起床で準備と譜読みをして、今日もおととい同様8時半のバスで他の参加者や審査員の方々と一緒にマイクロ・バスでボルツァーノに向かいました。良く知りませんが、審査員とコンテスタントが一緒にマイクロ・バスでお出かけするコンクールって珍しくないですかね?
今日の本番@アウディトリウム・サンタ・キアーラ (トレント)
第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール ファイナル (第1日)
ホルン:クリスティアン・ロンギ
オーケストラ・ハイドン・ディ・ボルツァーノ・エ・トレント
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 作品11
ボルツァーノでオーケストラ・ハイドン・ディ・ボルツァーノ・エ・トレントというオーケストラ (グスタフ・クーンが指揮者を務めているようです) とR.シュトラウスのホルン協奏曲第1番を練習してきました。ソリストのロンギ氏はまだ19歳! しかし見事な演奏です。
今夜、セミ・ファイナル2日目の本番のあと、ファイナルに進む4人の発表があり、私の名前も呼ばれました。明日のリハーサルはトレントではなくボルツァーノという別の街なので、朝8時半のバスでみんなで出発するということです。私はR.シュトラウスのホルン協奏曲第1番を振ることになりました。