今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ジルヴェスター・コンサート
「ルドルフィヌムでの大晦日」
指揮:ズデニェク・マーツァル
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」 から 序曲と3つの舞曲
R.シュトラウス:「ばらの騎士」組曲
J.シュトラウスII:皇帝円舞曲 作品437
ラヴェル:ボレロ
今日も朝からリハーサルを見学させていただきました。
明日はジルヴェスター・コンサートから戻ってくる頃には日本では2008年になっているので、今日のうちに今年のまとめをしてみたいと思います。
旅の疲れでなかなか起きれませんでした。そしてやっぱり筋肉痛。足が、腕が、痛い。
昨日の演奏会の帰りに古書店を発見、しかもショーウインドウにリヒャルト・シュトラウス版の「イドメネオ」の初版というのが展示されていたので、また散財したらやばいなーと思いつつもやっぱり朝一で足が向かってしまいました。先日のロンドンほどではありませんでしたが、レアな曲の楽譜や、どう見ても19世紀のものと思われる貴重な (そしてボロボロの) 楽譜が多数ありました。なんとか衝動を抑えて、ドヴォルザークの未所持だった室内楽作品のスコアを中心に数冊で我慢しました。
ドレスデンは土地に余裕があるのか、意識的にそうしているのか、ともかくごみごみした感じが全くないの気に入りました。どことなく静かな雰囲気が漂っています。
午前中にチェコ語のレッスンを受けてから旅の準備をして、ドレスデンに行くべくプラハ・ホレショヴィツェ駅に向かいました。駅では国際線のチケット売場が全て閉まっていて、しかも英語表記が <Ticket> ではなくて <Check-in> だったのもあって「あれー」と思いましたが、数分すると奥から係員が出てきました。お客が少ないからって真っ昼間にカウンターを全クローズしないで欲しいです! 他の人たちも焦っていました。
今日はクリスマス・イヴ。大家さん夫妻に「クリスマスは一人でいるべきではない!」と誘われて楽しんで参りました。
午後にクレメンティヌムを少々覗いてみました。クレメンティヌムというのは超簡単に言ってしまえば昔修道院、今国立図書館という建物なのですが、毎時0分にスタートするガイド・ツアーでないと、ほとんど目ぼしいものは見れません。今日は時間が合わなかったので、Codex Giga と呼ばれる聖書写本に関する展示だけを見て帰ってきました。行く時に通ったカレル橋、秋にくらべると少し人が減っていました。
日本のオーケストラならばこの時期に休むことなど考えられないことですが、チェコ・フィルの次の演奏会は大晦日のジルヴェスター・コンサート。しばしお休みです。
午前中、久しぶりにチェコ語のレッスン。ここのところずっと復習していたおかげで、何とか問題なく先に進むことができたか。語学学校に通っている人達に比べれば、牛歩の歩みなのだろうが。
夜は、定期演奏会の2日目。特に今日は新しい感想や考えを持てませんでした。
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
(ABチクルス第3回 / 第1日)
指揮:オンドジェイ・クカル
語り:アルフレド・ストレイチェク
トロヤン:シンフォニエッタ・アルモニオーザ
フェルスター (orch. イシャ・クレイチ):「クリスマス・イヴ・ロマンス」
-ヤン・ネルダの詩によるメロドラマ 作品155
フェルスター (orch. イシャ・クレイチ):「3人の王」
-ヴァーツラフ・スラーデクの詩によるメロドラマ 作品111-1
ドヴォルザーク:交響曲第3番 変ホ長調 作品10
数日前の日記で問題発生と書きましたが、実は先週金曜日、チェコ・フィルの事務局の方からお呼出しがかかり、行ってみると、「警察があなたに来いと言っているから、通訳をつけて行ってきてちょうだい。住所はここ、訪ねる人はこういう名前の人。あっ、金曜は休みだそうだから、今日はだめね。」と言われたのです。警察と言われればびびります。すぐ大家さん夫人にお電話をしてご相談、早速翌土曜日の午前中に行ったのですが、金曜が休みというのは土・日が休みなのは当然の上で、ということだったらしく、警察は閉まっていました。
朝はリハーサルを見学。ドヴォルザークの3番、聴いていてもオーケストレーションには難がありますね。形式も、特に第3楽章はなかなか捉まえ辛いところがあります。第4番になると、そこらへんは少し整理されてくるんだけどなあ。長年好んで聴いてきた作品ですが、まだドヴォルザークの成長期の作品であることは認めざるを得ません。ただ、そのことと、自分がこの作品をどれだけ好きか、というのは関係ありませんが。あばたもえくぼ、ですね。
午前中からお昼にかけて、日本のチェコ共和国大使館に電話をしたり (Skypeだと超廉価ですむので大助かりです!) 、プラハの日本大使館に行ってみたり、ネットで色々調べものをしたりと、わたわたして時間を潰してしまいました。
終日、部屋で本や楽譜などを読んだりして過ごしていました。外はマイナス4度まで下がっていたよう。こう寒くては、あまりあちこち出かけたい気にもなりません。色々と行きたいところはあるのですが、春まで待ちます。
朝は、昨日発生した問題解決のため、大家さん夫人の助けをお借りして市内の、私の部屋からはかなり離れたところまでトラムで出かけました。がしかし、訪れたかった場所は残念ながら閉まっていて、成果なく戻ってくるはめに・・・大家さん夫人にもご迷惑をかけてしまいました・・・ がしかし、道中伺った、共産主義時代はなかなかバナナが買えなかった話とか、ビロード革命の時にヴァーツラフ広場に行ってみんなで鍵を鳴らした話とかはなかなか貴重でした。革命からまだ18年なのに、本当に街の様子や買い物事情など、全てが激変しているのですね。トラムに乗りながら、「あれは民主化されてから直した建物、あれは共産主義時代のまま」など説明していただくとリアルに感じます。
今日聴いたコンサート@ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
(FEチクルス第3回 / 第1日)
指揮:イルジー・ビェロフラーヴェク
ピアノ:ヤロスラヴァ・ピェホチョヴァー
「ボフスラフ・マルティヌーの日」
ドヴォルザーク:組曲 イ長調 作品98b
マルティヌー:ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ
H 269
マルティヌー:交響曲第5番 H 310
昨日に引き続きビェロフラーヴェク氏によるリハーサル。マルティヌーの5番というのは最初聴いた時には何だかピコパコピコパコしているばかりで全然ピンときませんでしたし、楽譜を読んでも良く分からなかったのですが、こうして生で続けて聴いていたらなかなか高揚感もあるし、段々面白く感じるようになってきました。
先週のロンドンでの感激も新たなところで、イルジー・ビェロフラーヴェク氏がいらして、マルティヌーの交響曲第5番をメインに据えた演奏会のリハーサルでした。今回の演奏会、前半のプログラムに予定されていたヒンデミットの「気高き幻想」がドヴォルザークの「組曲 イ長調 (作品98b)」に変更になったのですが、個人的にはこっちのほうのが勉強になるので嬉しいくらいでした。
ルドルフィヌム通いもさっそく再開です。ホールの前には大きな電飾つきクリスマスツリーが。デジカメを持っていっていなかったので写真がとれなかったのが残念。またそのうち。
朝、ホテルの部屋の清掃さんと「いつ出るの?」「チェック・アウトは11時なんだからまだいいだろう?」「私、今日半ドンなのよ」という、ちょっとしたバトルを経て、チェックアウト。
昨日のBBC響のプログラムに古楽譜屋さんの広告が載っていたので、早速出かけてみました。狭い店内に所狭しと並んだ楽譜に目を通したのですが、ミニチュア・スコアはあるものの大型スコアが全くないのでお店の方に聞いてみたところ、地下の倉庫に案内されたのですが、これが圧巻で、フロア全体が埃をかぶったような楽譜に埋め尽くされて、歩くのもやっとなくらいでした。中にはほとんど紙屑化しているほどボロボロのものも。
雨が降り、風が吹く中、タワーブリッジを見に出かけました。が、あまりの寒さに早々に退散・・・
土曜だからなのか、地下鉄や街中がものすごい混雑でうんざりです。
午後はバレエを観劇しました。
午前中は大英図書館へ。展示室には音楽関係のものもあって、これは本当に本物の自筆譜か?というようなものがこれでもかと展示されていました。中でも目を凝らしたのはマーラーの「原光」の最終ページ、それからラフマニノフの交響曲第2番第4楽章の一部。どちらも作曲者の書き込みがあって、特にラフマニノフの方はカットや対旋律の追加などがあって非常に興味深かったです。
まずはコヴェントガーデンのロイヤル・オペラでチケットを入手。初日なので無理だろうと思っていた「パルジファル」のチケットを簡単に手に入れることができました。チケット・オフィスのパソコンの画面上で、とりたい座席から舞台がどのように見えるのかというイメージを実際に写真で見れるのがとても良いです。
13時05分成田発のブリティッシュ・エアウェイズ便でロンドンへ。エールフランス便でないということだけで安心している自分がいます。機内で読みかけだったプラトンの「饗宴」、金聖響さんと玉木正之さんの共著「ベートーヴェンの交響曲」を読み切りました。
朝早く、もう一つだけ目星をつけていた安ホテル (ネットはできない、風呂についての記載が一切ない) をブッキング。メールでバウチャーも送られてきてやっとこの件とはおさらば。
午前中の早い時間から実家に。まずは役場 (田舎です・・・) で今さらながら転居関係の手続きを完了。そのあと両親と近況などを一時間半ほど話し合いました。
昼食を根津の <SPIGA> にて。学生時代に少なくとも百回以上は通ったパスタ屋さん。色々なパスタを色々な所で食べるけれど、ここのクリームソースのスパゲティがやはり一番落ち着きます。小さい頃からスパゲティ嫌いだった私をパスタ・クレイジーに変えた店。
早くも12月!